銀行の営業マンが飛び込みで来たら―その2

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財務コンサルタント・税理士のさとうです。

 

前回は、「晴れの日に傘を貸して、雨の日に傘を貸さない」銀行は敵なのか?から始まり、

飛び込みで来た銀行の営業マンの対応についてお話しました。

今回は、具体的に話す内容などをお伝えしていきます。

 

まずは口座開設から

こちらが融資を受けたいと思っていたとしても、いきなりその話題には入らず、

まずは口座を開設しましょう。

こちらから先に貸しを作っておきます。

また、口座を開設したら放置はせず、その口座を使って入出金を行います。

 

資金ニーズをにおわせる

前回、営業マンは事前に企業データベースなどで調べて飛び込んできていると伝えました。

ざっくり会社の評点などは見ていますが、詳細なところまでは見ていません。

彼らは、会社に資金ニーズがあるかどうか、お付き合いできるかどうかを探りに来ています。

なので、今こんな取り組みをしている、今後こんな投資計画があるなど、

世間話がてら資金ニーズをにおわせます。

この会社はニーズがありそうだ、と持ってもらえれば、

彼らも熱心に対応してくれて、自然とその銀行とのパイプが出来上がってきます。

 

協力できることはしてあげる

これは少しずつ相手との関係性ができてからの話ですが、営業マンの営業成績を聞いてみましょう。

今、目標に対して達成しているのか、厳しいのか。

もし貸金の目標が足りていないようであれば、融資をしたいはずです。

良い条件を引き出せる可能性もあります。

逆に貸金の目標をすでに達成していて、他の目標が達成していないのであれば、

可能な範囲で協力できることはしてあげましょう。

例えば、外貨預金をしてあげる、他のお客さんを紹介してあげるなど。

証券など縛りの強いものは断って問題ないです。

 

まとめ

銀行との付き合いも他の取引先と同様、持ちつ持たれつです。

お互いにビジネスパートナーであるという認識で、関係性を強めていきましょう。