銀行の営業マンが飛び込みで来たら―その1

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財務コンサルタント・税理士のさとうです。

 

銀行の営業マンが突然飛び込みで来たから、追い返してやったよ!

こんな話を聞くことがあります。

確かに

銀行の雨傘理論「雨が降っていたら傘を貸さないが、 晴れている時に傘を貸す」

困っていないときにお金借りてくれ、と営業に来て、

困っているときお金を貸してくれないので、銀行は敵だ!

と思っている方もいらっしゃるかもしれません。

 

それが本当に正しい対応なのか、私の考える正しい対応をお話ししていきます。

 

営業マンが来ることは、誇らしいこと

まず、銀行の営業マンは、てきとうに会社を訪問しているわけではありません。

あらかじめ企業のデータベースなどで業績を確認し、ある程度業績が良い会社(財務格付けで正常先)に訪問しています。

つまり、あなたの会社に営業さんがやってきたということは、今ならすんなり融資を受けられる可能性があるということです。

業績が良ければ、良い条件を引き出すことも可能です。

営業マンがやってきたら、自社は銀行からある程度評価されていると思いましょう!

 

お客様として丁寧に対応する

新しい銀行から融資を受けるときの手段は、2つです。

①すでに取引のある方に紹介いただく

②飛び込みで来た営業マンにつないでもらう

※自分で自ら銀行に足を運んではいけません(これについてはまた後日記事を書こうと思います)

つまり、飛び込みできた営業マンは、新しい融資先との強力なパイプとなります。

例えば、業績が落ち込んで、お金に困ったときにこの営業さんは飛び込んできますか?

 

来ませんよね。

銀行と取引のある紹介者がいれば、繋いでもらうことは可能ですが、

業績が悪いと当然銀行は貸したがりません。

業績の良いときに飛び込んできた営業マンと関係性を構築して、

借りれるときに借りておくのが、手元資金を厚くする手段の一つです。

なので、営業マンには、お客様と同様に丁寧に接して、情報交換等をしましょう。

 

自身が不在の時は、名刺を置いてもらって、後日連絡をする

営業マンが飛び込み出来たときに、ご自身が不在で、会えなかった場合、

名刺を置いて行ってもらいましょう。

普段から対応する従業員にそのように伝えておくことも大事です。

そして後日、自分から営業マンに連絡をして、面談の時間を取ります。

新しい融資先とのパイプなので、そのくらい丁寧に対応する必要があります。

 

まとめ

銀行の飛び込み営業が来ることは、誇らしいことです。

お客様と同様、丁寧に接して、関係性を構築しましょう。

営業マンの対応は、まだ続きがあるので、『銀行の営業マンが飛び込みで来たら―その2』で記載します。